
自我が目覚めていない子供は、親が抱く想念の中で生きています。
親が「この子は〇〇だから」と言い続けたり、思い続けている限り、子供は〇〇を克服することはできません。
頭が悪いのは遺伝だから仕方がないと思っていれば、子供はその通りにしか育たないということです。
そういった親の呪縛の中で生きている子供は、伸び伸びした子供にはなりません。
子供を伸び伸びと育てたければ、子供を信じてあげることです。
口だけでなく心の底から信じるてあげることが一番です。
たとえ信じられなくとも、口に出して言ってあげる方が何も言わないよりは良いです。
親から褒められると、子供は親に認められたと感じ、力を発揮しようとするからです。
自我が完全に目覚めていない子供は、親の許可がないと行動ができません。
だから、認めてあげることはとても大切です。
世界に名を残す偉業を遂げた人達の自伝を読むと、その人以上に親がとても素晴らしいです。
決して子供の芽を摘んだりせず、子供の能力を上手に発揮させている。
自分の子供が信じられない人は、自分自身が子供の頃かつてそうであった可能性が高いです。
そして、やはりその親も。
この負の連鎖に気付いたのなら、子孫のためにも今日から自分の考えを変えていくことです。
他人は決して変えることはできませんが、自分の意識が変わると必ず相手の意識も変わります。
これは、社会での人間関係だけではなく、親子関係においても当然同じことです。
この子は自分にはない大きな可能性を持っていると心の底から信じて子供と接すると、子供に対する態度が変わってくるはずです。
体を動かしているのは心ですから。
上辺だけの心では動きませんが、、、
自我が目覚める成長過程の中で、親の呪縛から解放される子供もいます。
それは、自分自身で考える力を持っている子供です。
考える力をつけるには、読書が一番だと私は思っています。
小さな頃から読書習慣をつけて、自分で考える力をつけさせる。
恩師など親以外の大人との触れ合いも重要です。
子供にとっては、家庭=世界=世の中の常識。
考える力がついてくると、親の言うことが決して世の中の常識ではないことに気付き始めます。
ですが、考える力のない子供は、世間が何と言おうと親の言うことは絶対です。
これはつまり、その子供は親の呪縛の中で生きていることになり、自分の人生を歩んはいません。
成人後も、この親の呪縛に囚われてい生きている人がとても多いと感じています。
そのことに気付かず一生を終える人も少なくないとさえ思います。
自分自身を振り返って、親の呪縛に囚われていないだろうか考えてみて下さい。
そして、自分の子供を自分自身の想念の中で育てているのではないかと考えてみて下さい。