
日記を書くことで心を癒す
あるテレビ番組で、日記を書くことで心を整える方法を患者さんに伝えているという精神科医を紹介していました。
素晴らしい先生ですね。
なぜ、日記を書くと心が癒されるのでしょうか。
書くことで感情を体から追い出しているんですね。
アウトプットです。
感情をインプットしたまま、つまり体内に残したままだと体に良くないな~というイメージはなんとなく理解できますよね。
嬉しい・楽しい・幸せなどのポジティブ感情は、インプットされてもすぐリリースされます。
なので、インプットされて体内に残る感情は、すべてネガティブ感情。
ますます、体内に残したくないですよね。
だから、自分自身で感情を手放す作業が必要なんです。
勘違いしないでほしいのは、ただ怒鳴ったりするだけではアウトプットにはなりません。
なぜなら、怒鳴るのは、ただ人に当たっているだけで、自分の本音、本当の感情を外に出しているわけではないからです。
おそらく、怒鳴っても、本人は全然スッキリしていないはずです。
それどころか後で、どうして怒鳴ってしまったんだろうと、ますますネガティブ感情をインプットしているだけです。
あるいは、そんな反省もなく、ただひたすらネガティブ感情を蓄積していく人もいます。
例えば、スポーツなど体を動かす習慣のある人は、実はネガティブ感情を自然にアウトプットできています。
基本的に好きでやっているスポーツだと思うので、心も体も喜んでいます。
好きなことに夢中になる、つまり無意識状態になるということは、実は心と体をリラックスさせているんです。
体がリラックスすることで、ネガティブ感情も自然にアウトプットされているんです。
スポーツでなくても、カラオケや将棋・ゲームでもOKです。
そういった、夢中になってできるスポーツや没頭できる趣味を持っていない人におススメなのが、日記。
誰にも言えない本音を日記に書くことで、徐々に体がリラックスしていき感情が体内に放出されます。
日記が続かない理由
日記が続かないという人、多くないですか。
それは、なぜでしょう・・・
実は、意味がない、何の役にも立たないと思ってるからなんですね。
目的があれば続きます。
ダイエットをしている人は、痩せるという目的があるから、毎日体重を計って記録しますよね。
それと同じことです。
目的がなければ、体重を書き留めるという作業をわざわざしないと思います。
病院の先生に勧められて日記を書くのも、病気を改善するという目的があります。
何十年も日記が続いているという人は、おそらく子供のころから始めた人で、成長するにつれて日記を書くことで自分を客観視できるということを、無意識のうちに理解できているからだと思います。
ひょっとしたら、本人はそのことに気付いていないかもしれません。
皆さん、古い写真を見ると懐かしくて様々な感情が沸き起こりませんか。
日記も同じで、古い日記を読むと、自分の成長が実感できるものです。
あるいは、全く成長していないな~とも(笑)
記録として残しておきたいという目的も、続くのではないでしょうか。
何か悩みのある人は、悩みを解決する目的のために、日記をつけるといいと思います。
毎日、悩みに対する感情を書き出すことで、いつの間にか悩みが解決しているはずです。
特に悩みのない人は、テーマを決めて一行でも書くことをおススメします。
自分を見つめる時間は人間にとって必要だと思います。
病気や認知症にも効果的な日記
悩みだけでなく、様々な病気や認知症の方にも日記はおススメです。
そもそも、病気は悩みを放置した結果です。
悩みがネガティブ感情を生み出し、それが蓄積されてストレス状態となり、ストレスが限界に達したときに病気になります。
病気になってしまったら、特にガンや難病などになると、どうして自分が・・・と思いがちですが、すべては自分が生み出したものです。
そのことに気付かない限り、病気、特に不治の病と言われている病気は、たとえ一時的に治ったとしても再発します。
病気は誰のせいでもなく自分のせいなので、なってしまったら、この記事を読んだ今日から早速日記を始めませんか。
何を書いていいかわからないときは、ある事実を一つ書き、そのことに対して思ったことを一つだけ書くことから始めてください。
例えば「朝〇〇を食べた。美味しくなかった。」からでもOKです。
自分の感情を一つでも多く書いてください。
病気になる人は、自分の感情をうまく伝えられない人、思ったことを口に出せない人が多いです。
自分で作った病気は、必ず自分の力で治せます。
どんな病気も!