
無痛分娩に対るす考え
Thank❤︎youでは以前、催眠出産プログラムを提供していました。
現在は、色々思うところがあり中止しています。
ヒプノバーシング(催眠出産)自体は、本当にとても素晴らしいプログラムです。
きちんと練習さえすれば、無痛分娩は可能です。
ですが、プログラムを受けたからといって、必ず無痛分娩をお約束できるものではありません。
プログラム内容はあくまでも、こうすれば無痛分娩に繋がりますよという教えなので、
出産の日まで、ご本人(とパートナー)の努力は必要不可欠です。
これが、大きなネックとなっているような気がしました。
最近はギリギリまで働くお母さんも増えていて、強い意志がなければなかなか練習する時間が持てないのが現実です。
会陰切開などの話を聞いて不安になり、最初は意欲はあるのですが、
結局のところ〝無痛〟に関しては、皆が乗り越えてきているんだからという思いもあるようです。
■母や祖母も同じように病院で出産しているんだから、痛くてもまぁそれが普通だし
■家系とか骨盤の大きさとかも関係あると思うから、運が良ければ安産でいいかな
こういった思い込み自体がもう「私は無痛で出産したくない」と言っているのと同じなのでが・・・
家系や骨盤の大きさはまったく関係ありません。
あなたの思考は間違いなく、そのままあなたの出産シーンになります。
そのことを伝え、思考を変え、生活を変えることで、無痛分娩に繋がるのです。
穏やかでのんびりした性格の方、物事をあまり深く考えない方、楽天的な方などは、
無痛とはいかないまでも安産なような気がします。
ヒプノバーシング(催眠出産)を勉強した理由
そもそも、私がヒプノバーシング(催眠出産)を広めたいと思った理由はなぜだったのか。
バース・トラウマをなくしいと思ったからです。
病院での出産が普通になっている現在、間違いなくバース・トラウマを持った人は増えています。
うつ病はもちろん、その他様々な心の病気・体の病気さえも、バース・トラウマが大きく関係していると思っています。
バース・トラウマのことを、妊娠中の方だけでなくこれから出産するであろう全ての女性、いつか父親になるであろう全ての男性に知ってほしいと願っています。
催眠出産プログラムは、安定期を過ぎた妊婦さんが対象でした。
ですが、妊娠がわかった時から子育ては始まるという考えから、安定期を過ぎてからでは遅いのではないかという思いもあり、このブログ内で誰もが読めるように、お産について書いておこうと思います。
出産や育児には縁がない人でも、出産に関する情報を知っていると周りに伝えることもできます。
知識を生かすも殺すも、読んだ人次第です。
読みながら、自身のバース・トラウマに気付く可能性もあります。
このブログがきっかけで、バース・トラウマの子供を作りたくないという思いが生まれると嬉しいです。
その思いは、間違いなく安産に繋がります。
出産前に、気付かなかった自分のトラウマを発見することはとても重要です。
なぜなら、自分の持っているバース・トラウマが、自分が出産する際にバース・トラウマの子供を作る一因になる場合があるからです。
女性だけでなく、男性もぜひ知っておいて欲しい内容です。
特に、分娩時の体の筋肉の動きなどは、理解していれば陣痛の痛みに対する考えが変わると思います。
いくら頭ではわかっていても、いざ出産の時になると人間ですから多少は緊張しますし、それは当然のことです。
ですが、側に同じ知識を持ったパートナーがいれば、とても心強い味方になり安心します。
それだけでも出産のスタイルは変わってくるのです。
結婚をされている方、これから子供を作ろうと思っている方は、ご夫婦で読んで頂きたいと思っています。
バース・トラウマについて
バース・トラウマとは、妊娠時および出生時の心の傷のことです。
あまり聞いたことがないという人や、知っていてもあまり気にしている人は少ないように思います。
バース・トラウマは思った以上に私たちに影響を及ぼしています。
バース・トラウマの原因
バース・トラウマの原因になると言われている代表的なものは以下です。
①緊急帝王切開
②最初から日を決めて行う帝王切開
③陣痛促進剤
④麻酔分娩
⑤鉗子
⑥保育器
⑦妊娠中の出来事
もちろん、これだけではありませんが、大きな割合を占めているのが上記7つです。
赤ちゃんは生まれてくる日を自分で決めています。
②や③の場合は、予定を狂わされたと言う思いが生まれます。
赤ちゃんにとって、産道を通ることがこの世に出てくるための最初の試練であり、自分で工夫して産道を通り抜けてきます。
①②の産道を通らずに生まれたり、③④⑤産道と通っても自分の力を必要としなかった場合は、
自分一人では何もできない人間なんだと思うようになり、物事を最後までやり遂げる意欲に欠けます。
全てに対して受け身になり、何をやっても尊重されないと言う思いも出てきます。
さらに、①②の場合は、産道を通らずいきなりこの世の空気にさらされることで恐怖心を覚えます。
①の場合は、赤ちゃん自身が希望した可能性もありますが、
②の場合は、自分は産道を通って生まれる準備をしていたのに、なぜなんだという不満や怒りも生まれます。
今はあまりないかもしれませんが、出産直後にお尻を叩かれた赤ちゃんは恐怖という大きなトラウマになります。
また、①〜⑤、場合によっては⑥に共通するのが、母親の母性本能の欠如です。
産道を通って出産した場合、通常オキシトシンという愛情ホルモンが分泌されるのですが、
①②④の場合はそれが分泌されることはなく、その他の場合も割合に違いはありますが少ないと言われています。
このことで、さらに子供は「自分は愛されていない」と言う思いを持つキッカケになります。
④の場合、海外の文献によると、動作が緩慢で神経の調整能力が衰える子供になる、病気や怪我をして全身麻酔を受けることが多くなる、やたら薬を飲みたがる子供になるとまで言われています。
そして⑤は、成長過程において頭痛持ちになる可能性が高いようです。
⑥の場合は、産後、母親との身体接触なしに保育器に入れられるので、病気になって復讐したり親に反抗する傾向があります。
出生後、母親との身体接触が5時間以上ないと、赤ちゃんは母親からの愛情を受け取れないそうです。
最後の⑦も、とても重要です。
受胎後2週間後くらいから、赤ちゃんは周囲の声をちゃんと聴いています。
両親の声だけでなく、兄弟、祖父母、周囲の人間の声や行動を感じています。
くれぐれも、胎児が傷つくような発言は避けたほうが良いです。
胎児は全て自分のこととして記憶に残します。
そして、それがバース・トラウマとなり潜在意識の片隅に存在しています。
もし、何か暴言を吐いてしまったり、怒りの感情を持った時は、必ず胎児に話しかけてあげてください。
できれば、名前で呼ぶのが一番なのですが、名前が決まってなければ「私たちのカワイイ赤ちゃん」「愛の結晶」などなでもOK!
必ず最初に謝った上で、今の発言は赤ちゃんに対してではないことと、会える日を楽しみにしている、愛してると言ってあげて下さい。
この記事で、お母さんたちを心配させてしまったかもしれませんね。
でも、大丈夫ですよ。
先ほども少し触れましたが、麻酔分娩ほぼ100%のフランスではなぜ全員が病気ではないのか・・・
お喋り好き、ボディランゲージ好きのコミュニケーション大国だからです。
フランスだけでなく、外国は親子同士でハグしたりキスしたりは当たり前のコミュニケーションです。
「愛してるよ」と言う会話も映画を観ているとよく言っていますよね。
日本人が一番苦手とする行動だと思うのですが・・・
たとえバース・トラウマがあっても、その後の親子のコミュニケーションでなんとでもなると言うことです。
ただ、先ほども書きましたが、自然で穏やかな分娩で生まれた子供は、とても育てやすい子供になると思います。
そして予備知識として知って欲しいのは、うつ病・引きこもり・登校拒否の一因で多いのは、①②です。
現在、何か心の病気を抱えている方は、一度母親に自分の出産エピソードを確認してみてはどうでしょう。
できるだけ、詳細に聞くのががベターです。
もし、上記①〜⑦に該当すれば、妙に納得する部分があると思います。
ただその事実を知ることだけで、心が解放され癒されていく人が大勢います。
要は、何が重要かというと親とのコミュニケーションが大事なのです。
母親と、自分の出生にまつわる話を聞いたことがないこと自体、コミュニケーションのない親子関係を物語っています。
逆に言うと、たとえ①〜⑦で出産しても、子供に出生時の状況やその時の母親の気持ちを正直に伝えていれば子供はちゃんとわかってくれます。
一番やってはいけないのは、母親が罪悪感を持つとうこと。
罪悪感を持つお母さんの思考は、必ず子供にミラーリングします。
子供はお母さんを助けるために、お母さんの思考を100%受け取ります。
そして、子供が病気になる・・・
病弱な子供の母親は、心配性の人が多いはずです。
子供の病気はほぼ、両親の心の反映だと思っています。
子供の病気で悩んでいる方には、まずお母さんに対してセッションをし、お母さんの思考グセが改善されることで、子供の病気も改善に向かいます。
話がそれましたが、出産方法だけが全てを支配しているのではありません。
成長過程における親子のコミュニケーションさえちゃんとあれば、バース・トラウマ以外にも人生において大体のことはうまくいきます。
ただ、何度も言いますが、出生時のバース・トラウマがない子供は育てやすいと思います!
親子のコミュニケーションが豊かで、親から愛されているという実感があれば、感情も豊かになり自己肯定感の高い子供になります。
そういう子供は、成長過程のおいて出会う人々や環境によって、自分自身でどんどん成長することができます。
子供に対する愛情・信頼は、常に子供に声を出して言葉を介して伝えることが大事です。