
瞑想は危険!?瞑想中に起こる可能性があるトラウマの発現
今日は、Part1・Part2でお伝えした日の出瞑想ウォーキングのやり方のオマケ編。
瞑想ウォーキング中に起こりえるトラウマ発現について、です。
全ての人に該当するわけではないのですが、こういうことが起こる可能性もあると言う事を、知識として知っておいて欲しいと思います。
知らずに自分の身に起こった場合は、驚きますし危険ですからね。
瞑想が危険だという記事はネット上に溢れていますが、意味を履き違えているケースも多々あります。
ウォーキング中に発作を起こす人は肉体的な病気が原因の場合が殆どだと思いますが、稀に精神的なものも関係していると思います。
それが、トラウマの発現です。
この事に気付いたのキッカケは、実際にウォーキング中に発作を起こした人が後に心療内科に通っているという話を聞き、ふとソマティック・エクスペリエンシングのことを思い出した事です。
ソマティック・エクスペリエンシングに関しては下記の記事を参考にして下さい。
瞑想ウォーキングに慣れてくると、色々なことを考えながら歩くと思います。
同じコースを歩いていると、考えながらでも足は勝手にいつものコースを歩いています。
こうなると、まさに催眠状態でウォーキング中と言えます。
催眠状態で色々なこと考えることは、自分自身の魂との対話にも繋がりとても良いことです。
Part2でお伝えしたように、丹田に意識を集中することも自分自身の魂と繋がることになります。
ある日突然、ふと思いもかけない閃きが起こったり、悩みが解決したり、良い方向へと導かれていきます。
ですが、本当に集中して(いわゆる全集中)深〜い意識状態に入ってしまうと、ふとしたキッカケで潜んでいたトラウマが発現してしまうことがあります。
ウォーキング中に一人でトラウマが発現した場合、パニックになりますよね。
トラウマを記憶していた体の部位が、トラウマを手放そうと震え出します。
と同時に、震え出したことに驚き、心臓も激しく鼓動しパニックになります。
何が起きているのかわからなくなり不安が募り、ますますパニック状態に。
おそらくその時は何かの記憶か映像が頭をよぎっているはずなのですが、体の症状に驚いて覚えていないと思います。
一時的に呼吸困難になってしまう場合もあるかもしれません。
もし万が一、このような状態になった場合でも、慌てずとにかく深呼吸です。
呼吸困難になるとどうしてもパニックになってしまいがちですが、落ち着いて大きく深呼吸。
深呼吸をして心と体を落ち着けることが重要です。
特に吐く息を長くして深呼吸を続けると副交感神経が優位になってきます。
体の震えは、体がトラウマを手放そうとしている症状。
体に溜まっていたネガティブなエネルギーを放出しているので、感謝しながら深呼吸をしているとやがて落ち着いてきます。
落ち着いて体の震えが治り、少し体が動くようになれば、すぐ携帯で家族や友人などに連絡をとって下さい。
家族や友人が迎えに来るまで、その場でただ深呼吸をしながら待ちましょう。
自分で立ち上がって家まで歩けるようならそうしてもかまいませんが、無理はしないでください。
ただ、実際に瞑想ウォーキング中にトラウマが発現するほど集中できる人はほぼいないと思います。
日の出瞑想ウォーキングなので、ウォーキングするのは朝。
私も5:30起床でウォーキングをしていますが、車の往来もあり電車も走っています。
私と同じように朝早くからウォーキングをしている人も結構います。
望まなくとも視界に入ってくる物や耳から入ってくる生活音があり、全集中できる環境ではないと言えます。
よほどの田舎で、人通りもなく車や電車も走っておらず、静かな山の中とかなら可能性は1%くらいはあるかも。
そんな程度です。
でも、万が一のことを考えると、知識としては知っておいた方がよいと思ったので書きました。
瞑想ウォーキング中よりも、座ってする瞑想中の方が発現する可能性は高いのかもしれません。
それでも、極々僅かではないでしょうか。
先程も書きましたが、ウォーキング中に発作が起こる多くの原因は肉体的な病気が関係しています。
持病を持っている方は、かかりつけのお医者様の指導のもと行って下さい。
心療内科等に通院されていて何らかの薬を常用されている方も、必ずかかりつけのお医者様に確認が必要です。
心の病気を抱えている場合、体にネガティブエネルギーが溜まりすぎています。
そういう人こそ、少しずつ体を動かして負のエネルギーを発散する必要があります。
特に朝日を浴びながらのウォーキングは効果的なので、1日5分程度の簡単ウォーキングから始めることをお勧めします。
トラウマとは、筋肉の凝り(筋繊維の硬直)。
これがソマティック・エクスペリエンシングの考えです。
深い催眠状態に入ると、体はリラックスします。
深いリラックス状態になり体の細胞が癒されると、体に溜めていた負の感情を手放しやすくなります。
これを、潜在意識を通して活用したものが、いわゆる催眠療法と言われるものです。
瞑想ウォーキング中のトラウマ発現をちょっと怖いと思われたかもしれませんが、殆どの人は大丈夫なので安心して下さい。
注意しなければいけないのは、持病を持っていたり心療内科に通院していて薬を常用している人です。
健常な人は、あくまでも可能性があるということだけは覚えておいて下さい。