健康を保つ上で欠かせないのが免疫の働き。

この重要な防御機能は、年を重ねるごとに低下していきます。

そこで鍵となるのが、意識的に高めることのできる腸の免疫力です。

異物から体を守る自然免疫と獲得免疫

私たちの体には細菌やウィルスなどの異物から体を守る「免疫」という防御機能が備わっています。

この免疫には生まれつき備わった「自然免疫」と、徐々に備わっていく「獲得免疫」の二つがあります。

自然免疫は、相手を選ばず異物を排除する仕組みで、目や鼻にゴミが入ると涙が出るのは、

異物を排除しようとする自然免疫の反応の一つです。

獲得免疫は、同じ異物が2回目に侵入してきた時に、1回目より素早く強く排除する仕組みです。

はしかやおたふく風邪など、一度かかった病気になりにくいのは獲得免疫が働いているからなのです。

支援免疫として主に作用するのはマクロファージ、ナチュラルキラー(NK)細胞、好中球などの白血球で、異物に素早く反応して攻撃します。

そして、何を攻撃したかの情報を獲得免疫に受け渡します。

獲得免疫は、その受け取った情報を元に抗体を作り、再び同じ異物が侵入してきた際に自然免疫とともに攻撃を与えます。

ところが、この免疫の力は20代をピークに下がり続けます。

例えばナチュラルキラー細胞の力は50歳でピーク時の半分、70歳では15%にまで下がると言われています。

高齢になるとがんや感染症などにかかりやすくなるわけですね。

大切なのは腸管免疫を活性化させること

この免疫機能で大きな役割を果たしている器官が小腸。

小腸は栄養素を消化・吸収するだけでなく、腸内に入ってきた細菌やウィルスなどの異物を排除する大規模な免疫システムを備えています。

この働きを担っているのが「腸管免疫」で、腸管には全身の免疫の6〜7割が集まっています。

腸管免疫を活性化させるためには、腸内環境を整えることが大切です。

腸内に存在する様々な最近は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つに大別されますが、

腸内環境を保つ理想的なバランスは「善玉菌2・悪玉菌1・日和見菌7」と言われています。

ところが、腸内環境を悪化させる悪玉菌は、加齢とともに増えていきます。

悪玉菌が優位になると、便秘や肌荒れ、アレルギー、不眠を始め、様々な体の不調が発生します。

善玉菌を増やして免疫力を上げる食生活や生活習慣を心がけたいですね。

免疫力を上げる5つのポイント

①食事

基本は和食。免疫細胞を作るのに必要なタンパク質・ビタミン・ミネラルは不足しないように!

サプリメントを上手に活用することも効果的です。

②睡眠

量より質です。ぐっすり熟睡できていますか?

③リフレッシュ

毎日湯船に浸かって1日の疲れをとりましょう。ストレスをためないことが大切!

④体を温める

生姜湯はおすすめです!

⑤休息

無理をせず、体を休めましょう。疲れたなと思ったらこまめに休憩!